周南市新町1-25-1 JR徳山駅から徒歩5分

1965年以来、高度な医療をやさしく提供

屈折異常(近視/遠視)

屈折異常(近視/遠視)

遠くからくる平行な光が、角膜、水晶体で屈折して、網膜上に像を結べば正視、結ばなければ屈折異常といいます。
屈折異常には、近視、遠視、乱視があります。


1 近視

遠くからくる平行光線が、網膜より前方に結ばれる状態のことです。
近視になる原因は、調節性と軸性に分けられます。
調節性近視は、仮性近視とも呼ばれ、読書、テレビゲーム、コンピューターなどの近業を長くすること(調節過多)が原因です。
近視が進んだように見える状態ですので、調節緊張を和らげる点眼薬で、症状が改善されます。
しかし、成長期に進む近視のほとんどが軸性近視で、眼球が大きくなることが近視の原因です。
これは点眼薬を使用しても、近視を治すことは出来ません。
必要に応じて、眼鏡、コンタクトレンズを装用したり、適応があればLASIKやICL挿入術などを行います。

2 遠視

遠くからくる平行光線が、網膜より後方に結ばれる状態のことです。
軽い遠視は視力障害の原因にはなりませんが、強い遠視は、弱視、内斜視の原因になったり、眼精疲労の原因になったりします。
必要があれば眼鏡、コンタクトレンズを使用したり、適応があればLASIKなどを行います。

小児などの正確な屈折値は、調節麻痺薬を使用して測ります。
しかし、調節麻痺薬にも副作用があるため、すべての屈折検査に使用するわけにはいきません。
必要かどうかは、医師の診断のもと、決めさせていただいています。



よくある質問

遠くからくる平行な光が、角膜、水晶体で屈折して、網膜上に像を結べば正視、結ばなければ屈折異常といいます。
屈折異常には、近視、遠視、乱視があります。


Q. 遠視の人は、老眼が早い?
A. はい。老眼とは、加齢とともに、調節力(近くを見る時働く力)が減退し、近方視が困難になった状態を言います。
遠視の人は、近視の人に比べ、近方視でより多くの調節力が必要なため、比較的早く近用眼鏡を必要とします。


Q. 近視の人は老眼にならない?
A. いいえ。近視の人も老眼になります。
しかし、もともと調節力を使わなくても、近くにピントがあっているので、遠用眼鏡をはずすと近くが見えやすくなります。
そのため、老眼鏡を使用する人が少なく、そう勘違いしやすいようです。


Q. 眼鏡をすると近視が進む?
A. いいえ。小学校などの成長期は、眼球が大きくなり、近視が進みやすい時期です。
この時期に眼鏡を装用し始める人が多いため、そう錯覚されやすいようです。
眼鏡をしてもしなくても、多くの近視は成長に伴って進んでいきます。
最近の研究では、適切な眼鏡装用をしたほうが、近視の進みが遅くなるとの報告もあります。


Q. コンタクトレンズをすると近視が止まる? A. いいえ。Q3にも関連しますが、中、高校生になると、成長期もほぼ終わり、近視が進みにくくなります。
コンタクトレンズを始める時期が、ちょうどこの時期と一致することによる錯覚です。


Q. コンタクトレンズより、眼鏡のほうが目には良い。
A. はい。
コンタクトレンズは、目に直接装用するため、角膜障害などを生じることがありますので、必ず定期検査が必要です。
見え方、外見上の理由から、コンタクトレンズを装用する人が増えていますが、調子が悪い時に、無理してコンタクトレンズを装用しないよう、必ず眼鏡と併用することをお勧めします。


Q. LASIKをすると見え方が悪くなる?
A. いいえ。最近のLASIKの技術は進んでおり、もともとの角膜のゆがみ(収差)まで治すことができます。
夜間の見え方もあまり問題ないとされています(詳しくはLASIKの項まで)。






Scroll to Top